蝶々の見分けかた7/21のクイズ=この蝶々何?より、今日は日本に居る蝶々8科の見分けかたを書いてみましょうね。 このチョウチョウ名前は?7/8園にて撮影。 「1」、 「1”」、 日本に住むチョウチョウは、大きく分けて、 1、アゲハチョウ科 2、シロチョウ科 3、テングチョウ科 4、マダラチョウ科 5、タテハチョウ科 6、ジャノメチョウ科 7、シジミチョウ科 8、セセリチョウ科 の8種です。 でね、この日のクイズ答え=6ジャノメチョウ科(日本には29種類、地味な色の蝶が多い。)で、ヒメウラナミジャノメでしたの。 【ヒメウラナミジャノメ】 ■分布 屋久島種子島以北 ■草原や田んぼの周辺など比較的明るい環境を好む。飛びかたが特徴的で、低い空間をリズミカルに飛び跳ねるように前進する。占有行動はあまり示さない。■東京近郊では5月~6月、7月末から9月、9月末から11月初めに見られる。■この蝶の紋は変異が多い。 「1””」、 では、まず、クイズになった解り易い=ジャノメチョウ科の御話しからしましょうか♪ ほら、これ、どうだろう?、何の仲間に思う?(去年8月園内にて撮影) 「2」、 これは、【ジャノメチョウ】。 ■分布九州以北、草地に群生して活発に飛び交う。葉の止まる時は、羽を広げていることが多い。 そうなの、2番のヒメウラナミジャノメ同様、この子にも蛇の目模様があるわよね? だからあ、蝶々の羽に、目立つ目の玉模様がある=ジャノメチョウの仲間だなって、解るわけ。 ほら、もう1種類蝶々見分けられそうでしょ?蝶々博士に近づいてるわよ、貴方♪ 1、【アゲハチョウ科 】日本では19種類 この蝶々は、大型で、このグループの中でも大型の真性アゲハ属の後翅には尾状突起と呼ばれる出っ張りがあるから、アゲハチョウを英語でswallow tail batterfly(ツバメの尾チョウ)=と言ったりするわ。 でね、揚羽と書くのだけれど、羽を揚げてることが多いので、そんな和名が…。大抵いつもバタバタ羽を振るわせて蜜を吸っているから、撮影大~変。 「3」、アゲハ■分布日本全土 ■人家や庭に生息■東京近郊では4月に現れ、6月に少なくなり、9月頃まで見られる だから、大きくて、尾っぽが付いてて、バタバタ羽を動かしながら蜜を吸ってるコ=アゲハの仲間と思ったらどうかしら? じゃあ、次行くわよ。 2、【シロチョウ科】 日本では21種類 白っぽい蝶々で、モンシロチョウがこの蝶の代表選手かな♪。 正に名の通り、体色=白が特徴な蝶々。この子達も撮影大変=すぐ逃げる。 「4」、 モンシロチョウ■分布 日本全土 ■成虫は白、青、黄色の花を好む■東京近郊では4月~11月頃まで見られる でもね、見て見て、4番モンシロチョウね、お目目ね、ぶつぶつなのよ。胡麻みたいになってる。 この蝶々は一般的だから、解り易いと思うのだけれど、キャベツ畑や人里近くで見る白い蝶々=シロチョウの仲間よ。 あ、モンキチョウも黄色いけど、シロチョウの仲間だからね。 じゃあ、次。さあさあどんどん蝶々博士に近づいているわよ。 3、【テングチョウ科】 日本には1種 長い鼻のようなものを持つ(北海道に居ない、だからこの間4月に京都で見て写真撮影したよ) 「5」、テングチョウ■分布=日本全土、北海道では稀■吸水性が強い蝶で、一年中見られる とてもこの蝶々は原始的な蝶々らしいく、化石にもなってるみたい。 北海道では稀な蝶々だから、野鳥大好きが思う特徴って、うーん?だけれど、形が他の蝶々とは一線を画すと思うのだけれど、どうかしら? 4、【マダラチョウ科 】日本には5種類 本来南方系の蝶々なので、迷蝶が多い。和名の「マダラ」は羽にまだら模様があるから、ってことから♪。 「6」、アサギマダラ■分布=日本全土、北海道では稀■アザミやヒヨドリバナなど紫や白の花を好む■フワフワ飛ぶ■5月~11月くらいまで生息 私、この7番アサギマダラを去年園内で見たのだけれど、本来は北海道とかにはそれこそ迷蝶なの。 (これは去年9月末室蘭にて撮影個体) さ、次、タテハチョウ科です。 5、【タテハチョウ科】 日本には52種 羽のふちがギザギザしているものが多いと、私は思うわ そして、色々な色の子が多くて、面白いと思う。まさにバラエティーに富んでいるわね(飛んでる?)。 羽を縦にして止まることが多いからタテハチョウ。(それも特徴ね♪) 「7」、ヒメアカタテハ■分布=日本全土 明るい環境を好む。■秋には個体数が増える傾向にあり、海外ではヨーロッパからアメリカまで渡ることが知られている でね、タテハチョウの仲間は、バラエティーに富んでいると書いたけれど、 この「8番」=ミドリヒョウモンもタテハチョウの仲間。 「8」、(タテハチョウの仲間の)【ミドリヒョウモン】↓(この画像は去年8月園内にて撮影) ■分布九州以北。本州中部ではもっとも普通に見られるヒョウモンチョウ類。午前10時頃と、夕方に活動する。 「8」、 ええ、タテハチョウの仲間には、こんなヒョウ柄な子も居るわけ=だからこれはヒョウモンチョウの仲間。 7、【シジミチョウ科 】大変小形の蝶々で、日本には71種類。 大変小さい=しじみ貝なみに小さいから、シジミチョウっていうの。 「9」「9”」=オオミドリシジミ■分布=九州以北■都市の雑木林などでみられ、占有行動が激しい (「9番」画像の何処に居るか解るかしら?。画面真ん中10時位の方向よ。萩の葉っぱの上) 「9」、 「9”」、 ね、小さいでしょう?緑色+しじみ貝並みに小さい=ミドリシジミの仲間。 ミドリシジミの仲間は、「ゼフィルス」(ラテン語で西風の意)と呼ばれ、日本産蝶類の中で注目をあびています。 というのも、どれも美しい斑紋を持つこと、彼らの住む森が豊かな自然の証となるからなのです。日本には、このすばらしいグループが、25種知られています。 野鳥大好き、このシジミチョウの仲間が大好きでねえー。ほら、これ、見てくれる? ↓「オナガシジミ」■分布九州以北(近畿以西では局地的) 「10」、 ↓「ウスイロオナガシジミ」(2005.7/20撮影)■分布北海道~九州(九州では霧島山系のみ) 「11」、 なんだけれど、違い解るかしら? 違いが解り易いシジミチョウ2種を並べたのですがどう?。微妙に羽の模様、違わない? シジミチョウの仲間ってね、こんな風に小さい+羽の模様が点一つ違ったりして判別大変なのよん。でも、マニアックで面白いけどね。 さ、最後です。 8、【セセリチョウ科 】日本には33種類が生息 小形で動きが早く、地味な色彩のものが多い。 「キマダラセセリ」(2005.7/21撮影)■トカラ列島中之島以北 「12」、 「12”」 セセリって変わった和名だけれど、蝶々が蜜を吸う時、盛んに口吻を動かす動作=すする=せせる、から来てるのよん。 この蝶々だけは、他の蝶々と一線を画し、羽の形もシャープだし、お目目も猛烈に大きいし、まるで蛾みたいに見えるでしょ?。でも、そんな風な蝶々を見たら、セセリの仲間かもよん? どう、ほら、ねねね、チョウチョウも図柄で覚えられて、解るようになると面白いでしょ?如何だったかしら? 実は科によって、食べる物や、幼虫の形も違うんだけれど、ま、まずは、大人の蝶々さんから覚えるのはどうかしらん? 野鳥大好き御薦め、手持ち図鑑 ★「日本のチョウ」 自然観察シリーズ12 小学館 1440円+税 「蝶・蛾」 エコロン自然シリーズ 保育社 1800円+税 ★「蝶」 山渓フィールドブックス11 山渓社 1800円+税 ★「昆虫1」 チョウ・バッタ・トンボ など 世界文化社 10000円+税 「昆虫」 学研の図鑑 ニューワイド 学研 2000円+税 ★「虫のおもしろ私生活」 主婦と生活社 1200円+税 使用機材 Nikonクールピクス5400,400万画素で接写 蝶々の撮影方法は私なりのこつがあるので、それはいずれ♪ |